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地球へのラブレター セバスチャン・サルガド

2015.09.19 (Sat)

フォトグラファーとは「光を描く人」

ギリシャ語でフォトは光、グラフは書く、描くの意。
世界を光と影で描き続ける人のこと

プロローグの言葉に惹かれて観に行った。
「セバスチャン・サルガド」・・・知らなかった。

監督はヴィム・ベンダース、そして
サルガド氏の長男ジュリアーノ・リベイロ・サルガド共同監督

彼の今迄の作品を主軸に作品の時代背景や撮影の動機、
そこにいた者にしかわからない心情や視点などを本人が語る、

始めは配役?!と思うほどに、表情も語り口も声も安定して安心感がある。
晩年のサルガド氏のモノローグ・・・そう言えばほとんどが彼のモノローグだった。

その言葉は心身に沁み渡った、フォトグラファーを目指す人はもちろんのこと、
今を生きるすべての人にとって貴重な言葉の数々、

迷ったけど最終日の最終回、雨も上がった昨夜、渋谷迄駆けて行った。

見終わった後「セバスチャン・サルガドという生き方」思わず呟いた。

これほどに完結した人生はあるのか、自己完結なんてレベルではない
社会的にも 地球レベルでも完結、それほどに大きな方だった。

でも一人ではできないこと、二人三脚で生き抜いてきた奥様の存在は大きい、
家族の絆、ご長男は父との確執を越えてこのドキュメンタリーに参画された。

やはりカエルの子はカエルなのかもしれない、彼の今後、視点も気になる。
逆にDNAを越えて意外な生き方もあり、、、人生はそれほど単純ではない。

しかし 子は父からバトンを受け取ったかに見える。

都会に生きていると忘れていた渇望に、沁み渡った言葉の数々
それを耳だけでなく視覚・・この視覚が半端ではなかった

サルガド氏のこれ迄の代表作の数々がスクリーン一杯に広がる

アメリカ少数民族の置かれた環境を描いた「アザーアメリカ」
アフリカの内紛や殺戮、飢饉や飢餓からの果てしない民族移動「エクソダス」e.t.c.
70年代から90年代にかけて社会派写真家として数々の賞を受賞していた。

すべてモノクロームの作品は思わず目を伏せたくなる残酷なシーンも多く、
しかしモノクロームだからこそ生きた被写体のシルエット、確固たる輪郭
そして何よりも陰影が浮かぶ表情、特に目の表情は他に類を見ない。

時に心安らぐ美しいアフリカの風景も綴られていて
その陰影の襞の細やかさ、モノクロームの諧調の深さに光が際立つ。

彼の一貫したテーマは監督の台詞にもあったが、
「過酷な環境に置かれた人々への共感」 だとすればこれもまた半端ない共感力だ。

フォトグラファーサルガド

それはどこから出てくるのか?!
夫婦共有目的の相乗効果、ブラジル人としての血、過去生から携えてきた主題・・・

使命は目的の中にあるといわれるけど、これが彼の使命だろうか、、、

この一貫したテーマは故郷ブラジルへ40年ぶりに戻った時に完結する。

父上が買い取った広大な敷地と森林が今は砂漠と化していた。
嘆き悲しむ父にサルガド氏の妻は言った。
「樹を植えましょう!」と

家族で苗を育て植林した、多くの人々にも手伝ってもらった。
10年経った頃、樹は若く育ち一体は緑に変化した。

このプロジェクトを「テラ・アトランティカ」と名付けた。

いまでは彼が子供の頃流れていた滝も再び表れた、ジャガーも戻ってきた。

この土地はすべて国に寄付されて、地球再生のモデルとして
スキルは世界で共有されているという。

彼は地球の風景の中にかなりの割合で「種の起原」は残っていると言う。
再生の秘密はそこにあると・・・
「ジェネシス」 この写真集も見てみたい。

昨日の印象を今日、勢いで書いてみたけれど、
あらためて 脳裏に甦る言葉は

「人は地の塩に過ぎない」

http://salgado-movie.com

されど塩・・いのちの源


13:01  |  アート&シネマ  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

Comment

セバスチャン サルガド

行かれたのですね。
私は、2度見に参りました。
まさに、清水さんがおっしゃる通り、「完結」。
GENESIS迷いましたが、2回目の視聴のあとにやはり購入してしまいました。純粋な心に、病む程の体験と経験。まさに彼の撮影する光と影、この映像を忘れずに、いつも頭と心の片隅に留めておきたいと感じました。
emi.N |  2015.09.19(土) 17:06 | URL |  【編集】

Re: セバスチャン サルガド

emiさん 教えてくれてありがとう!
迷いに迷って 観に行って良かったです。
人生のサイクル、人それぞれに完結のタイミングはあって、
何年かに一度、小さな完結もあるのだけど、
これほどに見事なダイナミックな完結を知り得て感謝です。


iriscolors |  2015.09.19(土) 17:50 | URL |  【編集】

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